大工の依頼者Sさんから、当初は庭の草刈り伐採もという噺でしたが、年度中に除染するという事で、
室内の片付け清掃のみとなりました。ここもほぼ当時のまま手付かずの部屋が多く、 押し入れ、タンスや戸棚の中の物は全て処分、家具、家電も一部を残してほぼ処分するので、 片っ端からゴミ袋詰め、一切合切を出し、家の中を空にする作業でした。 詰めたゴミ袋は200個を超え、ちょっと離れたゴミステーションまでピストン輸送。 大量の布団はフレコンに詰めて粗大ゴミと一緒に。 Sさんはすでにいわきに新居を構えているが、解除になったら戻るか? との問いには「まだわからない…」と、この家をどうするかまだ迷ってるとの事。 新居、家族、年齢と、帰還の判断材料は、時間とともにその難しさを浮き彫りにします。 願わくは時々一時帰宅する事が、心のよりどころになる事を。 |
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